なぜ、「日本の革新」なのか。
外資系大手コンサルティングファームで約20年、企業のIT戦略策定からシステム導入まで手がけてきた経験から、私たちは一つの確信に至りました。AI時代の企業変革には、従来とはまったく異なるアプローチが必要だということ。
AIエージェントが、システム開発の常識を変えた。
ERP時代、企業のIT変革とは「パッケージに業務をはめる」ことでした。SAPやOracleなどの大規模パッケージを導入し、業務プロセスをそこに合わせていく。それが20年以上にわたる常識であり、私たちもその最前線でコンサルティングを手がけてきました。
しかし、AIエージェントとバイブコーディングの登場が、この前提を根本から覆しつつあります。「言葉でシステムを創り、そこから固めていく」——パッケージに業務を合わせるのではなく、業務に合わせてシステムを素早く構築できる時代が到来しました。
機能追加も改修も、かつてない速度で実現できます。かつて数ヶ月を要したシステム開発が、数日から数週間で可能になる。テクノロジーの進化は、企業変革のスピードを劇的に加速させました。
パッケージに業務を合わせる時代は終わり、業務に合わせてシステムを創る時代が始まった。
テクノロジーは進化した。しかし、人は変われるのか。
システムの変革スピードが劇的に上がっても、人間のマインドの変化は追いつきません。20年近くのコンサルティング経験を通じて、私たちが最も痛感してきたのがこの現実です。
日本においては特に、変革への心理的ハードルを許容する傾向があります。「今のやり方で回っているのだから」「新しいシステムに慣れるのが大変」——こうした声は、どの企業でも聞かれます。ERP時代でさえ、業務の変更や新システムへの移行には大きな抵抗がありました。
AIエージェントによってシステムの改築は速くできるようになった。しかし、人間のモチベーションや組織文化の変革は、テクノロジーの進化と同じスピードでは進みません。既存組織の中で人のマインドを変えようとすることは、時に変革そのものよりも困難です。
ならば、発想を転換すべきではないか。既存を「直す」のではなく、AIを前提にゼロから事業体を設計する。マインドが変化できる人材を集め、最初からAIエージェントを活用した業務フローで組織を構築する。それが、私たちの答えでした。
変われないのはシステムではなく、人間のマインド。ならば、変われる人と、新しい箱を創ればいい。
だから、「カンパニークリエーション」。
カンパニークリエーションとは、AIを前提にゼロから事業体を設計し、新しい会社として立ち上げる事業モデルです。既存組織の制約に縛られることなく、最初からAIエージェントを活用した業務フロー・ビジネスモデル・組織体をパッケージとして構築します。
その第一号が、2026年2月に設立したArthurBrief株式会社です。AI動画生成プラットフォームの構想から、バイブコーディングによるプロダクト開発、会社設立まで、約1ヶ月(実質2週間)で実現しました。これは、AIエージェント時代だからこそ可能になった事業創造のスピードです。
マインドが変化できる人材がいれば、AIエージェントによってシステム開発は飛躍的に速くなります。逆に言えば、マインドの変化が前提になるからこそ、既存組織の中ではなく、新しい組織として立ち上げることに意味があるのです。
さらに、こうして創出された事業体は、既存企業にとってのBPR・リストラクチャリングの選択肢にもなり得ます。自社内で変革するのではなく、新しい事業体を活用する——そういう企業も出てくるでしょう。
創った事業を、動かす人とつなぐ。
AIエージェントの力で事業体を素早く創出できるようになった今、次の課題は「誰がそれを動かすのか」です。どれだけ優れた事業モデルを設計しても、それを実行する人材がいなければ、在庫問題と同じことになります。
ソロプレーナー・エコシステムは、この課題に対する私たちの答えです。高度な専門性を持つソロプレーナー(一人起業家)と、新しい事業体や企業をマッチングするプラットフォーム。起業家・サポーター・企業の3者をつなぎ、スキルと情熱でつながる新しいビジネスの形を実現します。
正社員を大量に抱えるのではなく、プロジェクトベースで高度な専門家と協業する。これにより、企業はより筋肉質な組織運営が可能になります。カンパニークリエーションで生まれた事業体がソロプレーナー・エコシステムに掲載され、そこで人材とマッチングされる——3つの事業が有機的に連携する仕組みです。
事業を創る力と、事業を動かす人をつなぐ。それが、エコシステムの本質。
日本の生産性を高め、社会を支える。
私たちが目指すのは、単なるビジネスの効率化ではありません。日本社会全体の生産性向上です。
生産年齢人口が減少し続ける日本において、AIによる生産性向上は社会的な要請です。大企業で付加価値を十分に生み出せていない事務職の人材を、AIが代替できない仕事——介護や現場作業など、人間の身体と判断が不可欠な領域——にシフトしていく。そのためには、まずAIによってホワイトカラーの生産性を飛躍的に高める必要があります。
移民に全面的に頼ることが難しい日本だからこそ、AIを活用した生産性向上によって、日本人自身が社会を支え続けられる基盤を作る。カンパニークリエーションで新しい事業を創り、IT/AIコンサルティングで既存企業を変革し、ソロプレーナー・エコシステムで人材を最適配置する。
「Innovative Japan」——その社名に込めた想いは、日本を革新し、次の世代に持続可能な社会を引き継ぐことです。
AIで生産性を高め、人間にしかできない仕事に人を活かす。それが、日本の革新。
この哲学を、3つの事業で実現します。
カンパニークリエーション、IT/AIコンサルティング、ソロプレーナー・エコシステム。それぞれが異なる角度から、日本の革新を推進します。